家づくりにはたくさんの人が関わっています。お客様はもちろん、我々と職人ひとり一人の手で丁寧に作り上げていくのが家づくりです。人との繋がりを大切にしてきた我々だからこそ、向き合える家づくりがここにあります。
地層や地盤の強度など、様々な調査の結果のもと、改良が必要と判断された場合は、地盤を改良する工事を行います。 どんなに耐震性能の高い家を建てたとしても、それを支える地盤が弱ければ、その上に建つ家が揺れたり歪んだりしてしまいます。改良工事を行うことによって、不同沈下(地盤が建物を支えきれず、斜めに沈んでしまう現象)の問題が発生するのを防ぐことができます。
写真の床下地は剛床工法といい、水平方向に対する力に強く、地震や台風によって歪みにくいという利点を持っています。大地震が起こると、躯体への損傷や床のズレが起こってしまうことがあるため、床にも対策をおこなっておきたいものです。また、従来の工法より必要な材料が少ないため、施工にかかる時間の短縮もできます。ムラが生じにくく、素早い施工がしやすいというのは、他の工法にはない魅力といえます。
建前に向けて足場を組み、材料を搬入します。
建前とは、住宅の建築において、柱や梁など建物の基本構造が完成し、家の最上部で屋根を支える“棟木“(むなぎ)と呼ばれる木材を取りつけることを指します。一般的には「上棟」といいます。基本的には、木造軸組み工法以外に「建前」という作業自体はありませんが、鉄骨構造などでも基本的な骨組みが完成した場合を建前として扱うこともあります。
木工事で壁を造作した後に、発砲ウレタンの断熱材を吹き付けます。発泡ウレタンとは、ウレタン樹脂にガスを加えて発泡させた断熱材のことで、内部に無数の小さな粒状の空気やガスを封じ込めることで断熱しています。これは井高建築の標準仕様であり、断熱性が高い家を作り上げる重要な要素の一つです。
天井や壁にプラスターボードを、床にフローリングを貼って木工事を仕上げていきます。フローリングを貼った後の床はしっかり養生をすることで傷がつかないようにしてあります。
全ての部屋を壁紙や床材で仕上げていき、キッチン、バス、トイレなどの設備を設置します。内装や設備の種類も多種多様で、全てご自分で1から決める事で納得の仕上がりを実現出来ます。
建物内の工事が終わり、最後に敷地内のカーポートや玄関までの通路などの外構を造っていきます。
全ての工事が終わると、いよいよお客様に引き渡しです。